「半年後までに傷跡を消せますか?」自傷行為を乗り越え、医師や看護師になったのに… 直面した厳しい現実
【内容一部抜粋】
「従業員の個性を尊重するため、制服の自由化に取り組んでいます」ーー今、ドラックストアやスーパーなどの小売店や市役所、銀行など制服自由化に取り組む企業が増え始めている。
こうした取り組みが広がりつつある一方、特に、人材不足が逼迫する医療・介護・教育現場では、制服の利点である清潔性や合理性とは別に外部からの反発も強く、制服自由化の議論が俎上に乗りにくい状況が続いているのではないだろうか。
「社会生活の基盤となる職種なのだから、信頼を損なう服装が禁止されるのは当然」という声も聞こえてきそうだが、こうした制服着用規定により、能力や意欲があっても就労先が限られてしまう人たちの存在はあまり知られていない。
それは、家庭トラブルやいじめ、受験ストレスなどを理由に、過去に自傷行為をした経験があり、腕や手首など体の見える場所に傷跡が残っている人たちだ。彼らは、制服があるせいで意欲があっても働けない現実に直面し続けている。
本記事では、自傷行為の傷跡治療に関わってきた形成外科医・村松英之氏に話を聞き、「自傷行為を乗り越えた人たちのその後」に起きている、厳しい現実を追う。(取材・文:遠山怜)
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